Amazon FBA在庫の返送と廃棄の方法・手数料は?|どんな時に返送したらいい?

Amazon物販を続けていると、必ず商品を返送や廃棄をする場面がでてきます。どのような場面で返送・廃棄を行うべきなのか、その方法や手数料について解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

どんなときに返送したらいい?

まずは、どんな時に返送が必要になるのかを確認していきましょう。

売れ行きが悪いとき

販売している商品の中で、売れ行きが悪い商品、売れ行きが悪くなった商品は、返品・廃棄を検討しましょう。

例えば、季節性の商品は一定の時期を過ぎると、全く売れなくなってしまうためシーズン中に売り切ってしまうか、売れ残っていれば返送・廃棄をしてしまいましょう。

夏であれば、プール用品やキャンプ用品、虫除けなどです。冬であれば、マフラー、手袋、鍋、ストーブ、入浴剤などですね。

シーズンの終わりになると「売れ残って返送・廃棄の手数料がかかってしまうくらいなら安売りしよう」と各ショップが価格を下げてくることも多いです。利益が出なくなってしまったり、赤字になってしまったりしても、返送・廃棄の手数料より損にならない場合は、早めに手を打ったほうがいいでしょう。

ホリデーシーズンとなる10〜12月は在庫保管手数料が他の時期に比べて高くかかること、1年以上の保管で長期間保管手数料がさらにかかることを頭に入れて、安売りか返送・廃棄のどちらがいいか計算してくださいね。

あられ
あられ

自分で使ってみたい商品や、消耗品などであれば早めに返送するのもいいかもしれませんね。

販売不可と判断されたとき

商品が一度売れて購入者が返品した場合、Amazon側で販売可能か不可能かを判定されます。未開封であればそのまま継続して販売することができますが、開封した状態で返送されたときは販売不可商品として扱われます。

販売不可と判定された場合は、2パターンの対応方法がありますのでそれぞれ確認しましょう。

再度梱包をする

FBA倉庫に返送された商品が再度梱包できる状態であれば、FBA再梱包サービスを利用すると、Amazonが無料で梱包してくれます。

この場合は、返送・廃棄の処理を行う必要はありません。

返送・廃棄をする

返送・廃棄の処理を行わなければならないのは、FBA再梱包サービスの条件に該当していなかった場合です。その場合はAmazonからメールが届きますので、30日以内に返送か廃棄の手続きを行いましょう。

セラーセントラルから返品理由を確認できるので、梱包などに問題があった場合は返送手続きを行い、梱包し直して再度出品できます。返送された商品に傷や損傷が目立ち再販するのが難しい場合は、惜しいですが廃棄の手続きをしましょう。

また、一度販売不可と判定された商品をそのまま販売するのはかなり難しいですが、Amazon側に責任がないかテクニカルサポートに問い合わせてみてもいいでしょう。

ブランド規制されたとき

注意が必要なのは、ブランド規制されている商品です。もくもくブログでは、セラースケットを活用した仕入れをおすすめしているので、基本的には回避できると思います。

あられ
あられ

セラースケットを使用している方は、画面右側にこのように表示されますね。

セラースケットに登録!Amazonで出品をする前に必ず登録すべきツール

しかし、初心者の方はついつい利益商品を探し出すのに必死で見落とし、出品してしまうこともあるかもしれません。他にも卸売業者にAmazonでの販売を確認した上で出品していたのにも関わらず、メーカーから出品停止の連絡がくる場合もあります。

このようにメーカーから出品取り下げの連絡がきたときは、回収する必要があります。対応せずに放置していると、メーカーがAmazon側に報告するなどして、アカウント停止措置がとられる可能性があります。

この場合は赤字になってしまいますが、対応しない方がマイナスの面が大きいのですぐに返送か廃棄を行いましょう。

MOKU
MOKU

メーカーに正規ルートで仕入れていることを説明すれば、OKが出ることもありますよ。仕入れの際に卸売業者にしっかり確認しましょう。

返送・廃棄の方法

では、どうやって返送や廃棄をするのか確認しましょう。

セラーセントラルの 在庫→FBA在庫 をクリックします。そうすると、FBA倉庫に納品している商品が表示されます。その中から、返送したい商品に✓を入れ、下図のように「返送/所有権の放棄・依頼を作成」を選択しましょう。

あとは返送先の住所等を入力すれば、返送手続きは完了で、Amazonから商品が送られてきます。

廃棄の場合は「廃棄」に✓を入れましょう。返送/廃棄する数量は自由に決められるので、商品の詳細で入力しましょう。

返送・廃棄の手数料

返送や廃棄する商品には手数料がかかります。商品1点あたりに手数料がかかり、サイズと重さで変わります。

「FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料」より

この料金には送料も含まれています。返送や廃棄する場合、参考にしてみてくださいね。

ちなみに…返送や廃棄する手数料は普通に荷物を配送する料金よりも格安です。知人宛に住所を設定してプレゼントするというのも1つの手ですね。

あられ
あられ

捨てたり返送したりしても自分で使わないのであれば、必要な人に送るのもいいかもしれないですね。

在庫保管手数料

FBA倉庫での保管には、1商品あたり数円〜数十円の在庫保管手数料が毎月かかります。Amazonにて手数料の表を公開していますが、1つ1つの商品で計算するのは非常に煩雑です。基本的には料金シュミレーターで月額保管手数料を確認する程度で問題ありません。

また、セラーセントラルの レポート→フルフィルメント をクリックし、支払い/ペイメントの在庫保管手数料(月次)のレポートをダウンロードするとそれぞれの在庫の保管手数料を確認できます。

さらに、保管期間が271~365日の在庫に対してFBA長期在庫追加手数料も加算されます。在庫一掃チェックは年に2回、2月15日と8月15日に行われます。毎年この日が来るまでに各商品をチェックしましょう。

長い間売れないとFBA長期在庫追加手数料もかかってしまうので、その後に売れたとしても利益が出ない可能性があります。在庫管理手数料で赤字になりそうな商品は、損切りしてしまう方がコストがかかりません。

MOKU
MOKU

利益が大きく出る商品を探すことも重要ですが、同時に、早く売れる商品を仕入れることもとても重要ですね。

在庫保管手数料とFBA長期在庫追加手数料の表はこちらです。参考にしてみてください。

「2023年FBA在庫保管手数料および長期在庫追加手数料の改定」より

まとめ

今回は、Amazon FBA在庫の返送/廃棄について学びました。どのような時に行えばいいかは下記の通りでしたね。

  • 商品の売れ行きが悪い時(長期在庫追加手数料がかかる場合)
  • 販売不可になった時(返品された場合)
  • ブランド規制された時(メーカーから連絡がきた場合)

せっかく利益の出る商品を仕入れたと思ったのに、返送/廃棄の手続きをしなければならなくなると売上や利益が落ちるばかりです。仕入れの際からこのリスクがない商品を探せるようにリサーチの目を鍛えていきましょう。

MOKU
MOKU

リサーチでは以下の3つのツールを使用するのがおすすめですよ。MOKUも長年使用していて初心者の時からの必須ツールです。

  1. Keepa
  2. セラースケット
  3. モノサーチ

それぞれの登録方法や使い方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

一緒に物販ビジネスを成長させましょう

細かなことを調べても、一般的な情報や何年も前の情報しか出てこないのがネットです。1人で物販やせどりをスタートした方の中には、もう少しで軌道に乗るというところで諦めてしまう方も多くいます。

昔よりは、情報を集めるのが簡単になってビジネスを進めやすくなったと思います。しかし、1人でビジネスをやっていると、やり方が凝り固まってしまったり、本当にそのやり方で合っているのか不安になってしまったりということがあると思います。

そこでもくもく物販ブログでは、コンサル生の募集をスタートしました。少人数で運営しているので10名のみの募集ですが、躓いている問題や、細かな質問にじっくりとお答えさせていただきます。まずは、気軽にLINEやDMなどをお待ちしています!

【定員10名】コンサル生募集!初めて物販を始める方に

せっかく初めの一歩を踏み出したのに、途中で諦めて自分の思った人生を歩めないのはもったいないです。公務員から独立しビジネスを成功させたMOKUの物販の方法やアドバイス、気軽な雑談など、アットホームな環境で一緒にビジネスを成長させましょう。