Amazon FBAの危険物出品・販売方法を徹底解説

FBAで出品する際に、商品によって「危険物」に分類される商品があります。危険物に分類される商品には、出品・販売するにあたり注意点があり、許可を取らずにFBAでAmazonに送ってしまうと、ペナルティが科されたり、返送手数料がかかったりと大きな損失につながってしまいます。

今回は、危険物の出品・販売方法について解説していきます。危険物を出品できると出品できる商品の幅が広がり、ライバルの少ない商品で戦うことができるようになります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Amazonで危険物に該当する商品

Amazonでは以下のような表記や条件の商品を危険物として扱っています。

  • 商品またはパッケージに「腐食性」「可燃性」「刺激性」「有害性」「環境に有害」「有毒」「限定量」「危険」「まぜるな危険」などの警告が示されている
  • 引火点が250℃以下である
  • スプレー缶に入っている
  • 圧縮されたガスである

化粧品の頭髪用スプレーやバスタブ用の洗剤などは簡単に想像がつきますが、他にも「これも危険物?」といった意外な商品が危険物とされているケースもあります。具体的に確認してみましょう。

服&ファッション小物
・充電式電池を備えた帽子およびベスト
・帽子補強材
・衣類用しみ抜き剤
カー&バイク用品
・エンジンおよびタイヤケア用品
・インテリアおよびペイントケア用品
・オイル
・鉛蓄電池
・開放型/密閉型バッテリー
・エアバッグ
ベビー&マタニティ
・ベビーケア用品
・アルコール消毒/抗菌商品
ビューティ・ドラッグストア
・スプレー式制汗剤
・ヘアスプレー
・ヘアカラーリング剤
・毛髪染料
・香水
・エッセンシャルオイル
・日焼けオイルとスプレー
・防腐剤と殺菌剤
・いぼ治療剤
・虫よけ剤
・アフターシェーブ剤
・クリーニングカートリッジ(電動シェーバー)
・脱毛クリーム
・シェービングクリームとシェービングフォーム
・マニキュア

・歌集
・ビューティ商品のサンプルを含む雑誌
・電子書籍端末、電子書籍リーダー
エレクトロニクス
・パワーバンク
・携帯電話
・充電器とバッテリー
・写真現像用商品
・スピーカー
食品&飲料
・アロマエッセンシャルオイル
・アルコール含有量が多い商品
・加圧容器に入った食品/エアゾール式の食品(ホイップクリームなど)
・蒸留酒
ヘルスケア&家庭用品
・クレンザーとクリーナー
・食器用洗剤(粉末を含む)
・洗濯用洗剤(粉末を含む)
DIY・工具
・焼き網、鉄板
・害虫駆除剤
・文房具・オフィス用品
・カートリッジとトナー
・クリーナー
・テープ、接着剤、糊
・マーカー、各種ペン、替え芯
ペット用品
・耳、目のケア商品
・ノミ、ハエ、蚊、シラミ、ダニの殺虫剤
・かゆみ止め
・脱臭剤
・水槽ガラスクリーナー
・水槽水処理剤と水質テストキット
シューズ
・ライトアップシューズ
・靴用/靴底用汚れ除去剤
・靴磨き用クリーム
スポーツ&アウトドア
・酸素缶
・キャンプストーブ
・使い捨てカイロ
・電動アシスト自転車と電動スクーター
・バイク工具商品
・開放型/密閉型バッテリー
・ライフジャケット
おもちゃ&ホビー
・バッテリー駆動のおもちゃ
・工作キット
・プラモデルキット
・化学実験セット
・塗装および修理キット
・スプレーセット
・クラッカー
TVゲーム
・コントローラ
・ワイヤレスヘッドセットおよびBluetoothヘッドセット
・ゲームパッド

『Amazon危険物確認ガイドより引用』

こちらがAmazonが通達している危険物の可能性のある商品の一例です。意外にも多くの商品が該当しているので、出品数が少なくてカートが取れやすそう!とよく調べずにFBA納品してしまうと、出品できない可能性があります。

あられ
あられ

マニキュアやベビーケア用品やプラモデルキットも危険物になってしまうのは驚きです!

危険物商品の取り扱いに関する申請方法

まずは、危険物を取り扱う申請を行わないとどんな危険物でも取り扱うことができません。申請は簡単に行えますので、危険物を今すぐに取り扱う予定のない方も申請だけは済ませておくといいですよ。

先ほどの危険物確認ガイドページから、今度は「FBA危険物納品プログラムへの申請」を選択し申請を行いましょう。

この申請、審査には2週間程度かかります。スピード勝負の商品や季節性の商品を出品したい!という場合には、時間のロスになってしまいますので素早く済ませておきましょう。

申請が通るとAmazonからメールが届き、出品ができるようになります。この許可がおりればいつでも危険物の出品ができるようになります。

危険物の確認方法

それぞれの商品が危険物かどうかの判定は、Amazonセラーセントラルの危険物確認ガイドページから確認できます。

確認したい商品のASINを入力すれば、危険物か危険物ではないかをすぐに判定してくれます。

利益商品を見つけて、FBA納品のショップがいない場合や少ない場合は危険物である可能性が高いので、危険物かどうかを必ず確認しましょう。

MOKU
MOKU

しばらくリサーチを行なっているとだんだん危険物っぽいなというのが経験でわかるようになってきます!

新商品の場合やFBA登録されていない商品の場合は、「FBA未登録のため危険物判定できません」となってしまう場合もありますので、その場合は申請して審査してもらう必要があります。

危険物出品の注意点

危険物取り扱いの審査が終わればいつでもFBA納品を行うことができるようになります。危険物の出品は基本的に危険物ではない商品の登録方法を同じですが、注意点もありますのでしっかり確認していきましょう。

FBA倉庫に納品する輸送箱の注意点

FBAで危険物を納品するときは、輸送箱のルールが細かくあります。このルールを守れていないと納品不備となり、受領されず返品されます。最悪の場合は危険物のFBAが利用できなくなることもありますので、必ずルールを守りましょう。

輸送箱に「危険物 在中」というラベルを貼り付ける

このようなラベルを段ボール箱に貼らなければなりません。A5以上の大きさで貼る必要があるので、上記画像をダウンロード、印刷して透明テープで剥がれないように貼り付けるのがいいでしょう。

MOKU
MOKU

ラベルを貼り忘れると重大な納品不備になるので、必ず貼り付けてくださいね。

納品できるサイズは小型サイズと標準サイズのみ

160サイズ以上の段ボール箱は大型商品となってしまいます。大型の危険物商品はFBAでは納品できません。カー用品やDIY用品、アウトドア用品などが該当する可能性があるので注意しましょう。

通常商品との(付属品を含む)セット販売および同梱をしない

輸送箱は、通常商品と危険物商品を混合して納品することはできません。

FBA納品プラン作成時に指定されるためその通りに行えば問題ありませんが、小さな危険物商品1品と他の通常商品をFBAで送るつもりだった!という場合には、一緒に納品できず輸送費が多くかかってしまいますので覚えておきましょう。

引火性液体にあたる商品の納品上限数を守る

引火性液体にあたる商品として、油性染料インク、ヘアオイル、マニキュア、ネイルグッズ、アルコールなどの引火性液体を原料に使用した消毒液や化粧品、香水が該当します。

納品数に上限が決められている理由は、Amazonの配送センターの安全を守るためだそうです。全国から何千本と納品されたアルコール飲料やヘアオイルなどがあるのは非常に危険で、消防法で厳しく取り締られているとのこと。Amazonで働く方々のためにも、しっかりルールを守らなければなりませんね。

送料の注意点

危険物商品はヤマトパートナーキャリアを利用できません。

つまり送料が高くなります。小型でも1000円以上、中型になると2500円以上になってしまうこともあり、パートナーキャリアで納品するよりも倍以上の値段がかかる可能性があります。

薄利の商品を仕入れる際には、送料を含めても利益が取れるかを確認してから仕入れを行いましょう。

また、通常商品と危険物商品を同じ納品プランで作成すると、通常商品もヤマトパートナーキャリアを利用できない仕組みになっています。危険物は危険物だけで納品プランを作成しましょう。

あられ
あられ

いい商品を見つけた!と思っても、赤字になってしまったら悲しいですよね…

まとめ

危険物商品の納品方法について理解できましたか?

  1. FBA危険物納品プログラムへの申請を必ず行う
  2. 輸送箱に関するルールを守る
  3. 送料がかかることに注意する

危険物の納品はハードルが高いように思いますが、1つ1つクリアしていけば意外とスムーズに商品を取り扱うことができるようになります。そして、そのハードルを越えられる人しか出品しないので、ライバルが少ないブルーオーシャンで戦えるようになります!

MOKU
MOKU

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危険物をFBA納品する方法は理解できましたか?今回解説した方法を参考にしてぜひ危険物商品にチャレンジしてみてくださいね。