Amazon物販をやる上での一番の目的は、売上を上げることです。その売上は、セラーセントラルのペイメントで確認できます。そこに記載されている、留保中トランザクションとは一体なんでしょうか?商品が売れたのに、支払いされなくて困っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、Amazon物販で最も重要というべきAmazonでの売上の確認方法と留保中トランザクションについて解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
トランザクションとは?
Amazonのトランザクションとは、商品ごとの取引データを知ることができるレポートです。Amazon販売で得た「売上額」に加えて「手数料・割引額」「純利益」も表示されるので、最終的に手元へお金がいくら入るのかが分かります。
Amazonで販売を行う大きな目的は、売上・利益を増やすことです。そのためにもAmazonのトランザクションを活用し、お金の流れを知っておくことはとても大切です。確認していきましょう。
セラーセントラルにログインしメニューから、レポート→ペイメントと進みます。
ペイメントダッシュボードは、売上や税金などのプラス部分と手数料などのマイナス部分がわかりやすくグラフで示されています。支払いが発生するその月の前半後半ごとに更新され、大まかに次に口座に振り込まれる売上や手数料を知りたいときに確認するべきページです。
また、ページ上部には留保中トランザクションの金額が記載されていて、留保中となっている金額がいくらあるかわかります。
次に、上部のタブで「一覧」の隣にあるトランザクションをクリックします。このページでは、詳細の取引データや手数料、割引額、商品ごとの売上を確認できます。
それぞれの項目の内容は以下のようになっています。
日付 | 日付 |
トランザクションステータス | 支払い完了の有無(支払い実行済み/留保中) |
トランザクションの種類 | 取引の種類(注文/返品/サービス料金等) |
注文番号 | 注文番号 |
商品の詳細 | 商品名 |
商品価格合計 | 注文された商品の税抜金額 |
プロモーション割引合計 | クーポン、ポイントなどで引かれた金額 |
Amazon手数料 | 販売手数料・在庫手数料などAmazon販売でかかる手数料の金額 |
その他 | Amazon側の補填・ポイント返還等 |
合計 | 上記5項目(商品価格合計+プロモーション割引合計+Amazon手数料+その他)の合計 |
留保中のトランザクションとは?
留保中トランザクションは、これから支払われる未来の取引データです。商品がまだ購入者の元へ届いていないときや商品の代金を支払っていない場合は、留保中トランザクションに内容が表示されます。
そのためこちらのデータは、「商品が売れて売上は上がっているのに入金がまだされていない」という時に確認する項目です。
返品やクレームがあったときに、すぐにセラーから資金を購入者に返金できるように顧客保護の目的で導入されています。
ただ、セラー側としては留保中トランザクションの増加はキャッシュフローに悪い影響を与える可能性があります。売れてもすぐに口座に振り込まれないため、資金繰りが悪化してしまいます。
留保中のトランザクションが増加すると、次の仕入れができない、最悪の場合はクレジット払いに間に合わなくなってしまうといった問題に繋がってしまいます。
留保中のトランザクションに資金が留保される期間は、セラーによって異なるようです。ではなぜ留保中のトランザクションにキープされる資金が多くなってしまうのか、理由を確認していきましょう。
返品やクレームの増加
返品やクレームが多い場合、Amazonは顧客保護のために留保中トランザクションを増やすことがあります。
Amazonでは商品が売れてから30日間(期間によっては90日間)返品や補償申請が可能です。少し理不尽にも思えますが、Amazonは顧客第一です。出品者はその責任を果たさなくてはならないので、返品やクレームが多いセラーには留保額を増やす対応をとる傾向にあるということでしょう。
扱う商品カテゴリー
梱包や配送などに気を配っていても、返品やクレームのリスクが高いとされるカテゴリーもあり、家電やカメラ、AV機器、コレクション品やゲーム機などの高価な商品などは返品率が高いカテゴリーと言われています。
そのようなカテゴリーのみを扱っていると、必然的に留保中トランザクションが増える可能性がありますので、扱うカテゴリーを見直したり、新たなカテゴリーに挑戦してみるといいでしょう。
評価やパフォーマンスが低い
セラーの評価やパフォーマンスが低い場合、Amazonは留保中トランザクションを増やすことがあります。
こちらもセラーの信用に関わる項目ですが、FBAでの販売率や在庫補充ができているかなどの在庫パフォーマンスや、知的財産権侵害や規約違反などのアカウント健全性評価が関わっています。
信用できないセラーは返品や手数料を確保できない可能性も高いので、その分売上から資金を確保しますよ。というAmazon側の安全策ですね。
返品やクレームが少なくても、評価が悪いと留保額が増やされてしまうので、そのような判断がされないようにパフォーマンスが落ちない販売を行なっていきましょう。
新規アカウント
初めてAmazonで販売を始める新規の販売者はまだ評価がないため、Amazonからの信用が低く、留保中トランザクションが多くなる傾向があります。
不正をしないセラーなのか、多方面から審査されている段階です。販売実績や高評価、継続的な運営などを積み重ねて、信頼性を構築することが大切です。
スタートしたばかりのアカウントには厳しい目が向けられているんですね…
購入側はセラー1つ1つではなく「Amazon」として買い物をします。Amazonの評価が落ちるようなセラーを許すわけがありませんね。しかし、昔よりもスタートアップのセラーに厳しいような気もしますね…
留保中のトランザクションをなるべく減らしていくには、返品やクレームが入らないように、商品の品質管理に力を入れましょう。また、Amazonのルールやポリシーを守り不正行為と見なされるようなことは避けましょう。
梱包や配送遅延などに注意して、返品率の低減に努めましょう!
これをやれば一気に留保中の期間が短くなる!ということはなく、地道に信頼を勝ち取っていくしかありません。販売数を増やせるようにコツコツとリサーチ、仕入れ、販売を行なっていきましょう。
また、留保中のトランザクションは、売上が大きくなればなるほど金額が大きくなります。留保期間はどの程度かは正確にはわからないため、口座に振り込まれるタイミングも曖昧になります。資金がその間になくなってしまわないように、予算に余裕を持って仕入れを行うことも必要です。
まとめ
留保中のトランザクションというのは、Amazon独自のルールです。売上金はそのまますぐに口座に振り込まれるわけではないので、資金繰りが難しくなってしまう前に、しっかりと留保額を確認しましょう。
今後の入金予定額はトランザクションの画面で詳しく把握できますよ。
留保中のトランザクションの額を減らしたり、期間を短くしたりすることは、一朝一夕で行えるものではありません。スタートしたばかりのセラーにとっては、難しいルールですが、コツコツとAmazonへの信頼を積み重ねていきましょう。
再現性の高いAmazon物販だからこそ、継続が最も重要で難関です。1つ1つ着実に壁を超えながら続けられる人が成功できるビジネスです。
誰でもできる簡単なことだからこそ、トライアンドエラーを繰り返して継続していくことが何より難しいですよね。1人で物販やせどりをスタートした方は、わからないことだらけでもう少しで軌道に乗るというところで諦めてしまう方も少なくないです。
昔よりは、ネットにたくさんの情報が載っていてビジネスを進めやすくなったと思います。しかし、1人でビジネスをやっていると、やり方が凝り固まってしまったり、本当にそのやり方で合っているのか不安になってしまったりということがあると思います。
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